第三回交通ジオメディアサミット

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9/25は、第三回定例会議に向けた質問作成作業の合間を縫って、第三回交通ジオメディアサミット(※1)の聴講に行ってきました。

東京2020大会の移動を滞りなく実現するために、都は、TDM(交通需要マネジメント)とTSM(交通システムマネジメント)の両面から進めようとしています(※2)が、特に生活交通や物流のTDMには、民間の参画が不可欠です。

TrafficBrain代表取締役社長の太田氏のスライド(※3)では、ロンドン、リオでは、オープンデータで対応(P16~)したのに対し、東京では、データ形式が不統一なうえに偏在していることが紹介されています(P20、21)。誰が主体的に担うのか(P22)が課題で、今回の会議体の参加者で担おう、というお話でした。

ここでお聞きしたのが、バスロケーションシステムに各バス会社のデータを統合しようとする流れのなかで、課題になっているのが<都バス>。コスト重視で徐々にシステムを導入したため、システムがつぎはぎ状態で、統合が困難な状況にあるとのこと。

都のICT戦略が各局や各事業の集合でしかなく、長期的俯瞰的にマネジメントする役割を担う組織がないことが根本的な課題だといえます。この事例も踏まえて、対応を求めていきます。

※1 第三回交通ジオメディアサミット
※2 東京2020大会の交通マネジメントに関する提言(中間のまとめ)の概要
※3 東京2020に向けたオープンデータを軸にした交通情報システム構想

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