「いじめ防止対策推進法改正」に関する勉強会

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11/14は、参議院議員会館で行われた「NPO法人ジェントルハートプロジェクト(※1)」主催の「いじめ防止対策推進法改正」に関する勉強会に参加しました。

いじめ防止対策推進法(※2)が制定されてから5年。成人の自殺者が減少するなか、子供の自殺者は、法制定以前より増加し、昨年一年間で250人もの子供が自殺しているそうです。

勉強会では、子供の自殺を受けて教育委員会が設置する調査委員会による調査の限界や、調査結果が出るまで問題が起きたという認識が共有されないことによる対応の遅れ、学校や教師の責任が定義されていないという問題、SNSを用いたいじめに関する教師側の理解の遅れなどの指摘に加え、学力偏重の競争が生徒間の関係の醸成を阻むこと、問題行動を起こすと減点し、ある基準に達すると罰則を与えるというゼロ・トレランス方式(※3)が、生徒一人一人に寄り添う姿勢を奪う課題なども指摘されました。

子供が育つ環境が多様化するなかで、学校には学力のみならず、心を育むという面でも多くの期待が寄せられており、そのためには、先生をはじめとする学校を支えるスタッフの増員は不可欠だと思います。 文教委員会の1人として前向きに取り組んでまいります。

※1 NPO法人ジェントルハートプロジェクト
※2 いじめ防止対策推進法
※3 ゼロ・トレランス方式

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