「子供の貧困」に関する勉強会

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7/19も終日、都議会で陳情対応を進めるとともに、会派の菅原都議企画、文教&厚生部会主催の、「子供の貧困」に関する勉強会に参加しました。「首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター」の阿部彩教授(※1)。2016年度に東京都で(※2)、その後、世田谷区(※3)をはじめ、都内で実施した調査結果について、ご説明いただきました。

※1 阿部 彩 教授
※2 子ども・若者貧困研究センター 東京都「子供の生活実態調査 」
※3 平成30年度子どもの生活実態調査の結果について

報告の中で衝撃的だったのは、
1 低所得
2 子供の生活のはく奪(海水浴に行く、お誕生日のお祝いをするなど)
3 家計のひっ迫(ライフライン関連の料金未払い)
のうち、2つに該当する場合を困窮層、1つに該当する場合を周辺層と定義した場合、その状況と学習の理解度に明確な相関がみられたことです。困窮層にあっては、小学校低学年から約半数が学校の授業がわからなくなっていることが明らかにされていました。

習熟度別クラスにすると、習熟度が低いクラスで授業時間が減る(授業に入るまでに時間を要するなど)、放課後教室などの支援策も、支援が必要な家庭に届きにくい、などの課題も伺うことができました。

情報交換の頻度を高め、収入の過多に寄らずに子供たちが基礎学力をつけることのできる環境の整備を支援してまいります。

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