心のバリアフリーに関する意見交換

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7/31の早朝は地域の会合に参加、日中はオンラインにて「NPO法人ココロのバリアフリー計画」理事長の池田君江さんと、心のバリアフリーについて意見交換をさせていただきました。

小池都知事は、「東京2020大会を契機に、街の段差とともに心の段差をなくす」と繰り返し述べられていましたが、心のバリアフリーの大切さを、体験を踏まえて教えていただきました。

障害者用施設に関しては、例えば国内の宿泊施設に設置が求められている「車椅子使用者用客室」のスペックが高すぎて逆に普及しづらいのに対し、諸外国では、通常の客室と面積は変えずに、8割の障害者が使える客室が多く普及している、という話を聞いたことがあります。車いす用トイレ、誰でもトイレにも似たような課題があることがわかりました。

継続した意見交換をお約束しました。

心のバリアフリー、やさしさのシェアについて

・お店の建物がバリアフリーじゃなくてもお店のスタッフの気持ちがバリアフリーなら、行けるし行きたくなる。お店のスタッフの気持ちがバリアフリーだとそこに集まるお客様も優しい。
・車いす利用者が街に出にくく、出かけないために、お店側もどのような対応をすればいいかを学べない。お店に通ううちに、スタッフがより気配りができるようになったとのお声をいただくことも。
・バリアフリーじゃなくても、幅や段差、構造などの情報があれば、車いすの種類を選んだり、行く前の駅でトイレを済ませるなど工夫もできる。
・「優しいお店」を広めたい。
・今年から「シェアスロープ」(応援店において地域や商店街でシェア)を開始。やさしさのシェア。体験会には保坂区長にも参加してもらった。

アクセスブルツーリズムについて

・バリアフリーに力を入れているというホテルでさえ、障害がある人には介助者がいて当たり前と思っているケースも。一人でできないことも少なくない。
・電車移動も、車いすで行くルートがわかりにくい。海外だと車いすマークなどサインが充実。
・ハートビル法(車いす用トイレの設置義務など)があっても、飲食店の営業時間なのに、設置階にエレベータが停止しなかったり、(利用時間外で)鍵がかけられていたり、撤去されているケースも。条例制定だけでなく周知、啓発も必要。
・車いす用トイレは広く使いやすいが、完全個室であるがために犯罪も起きてもわかりにくく、そのために、時間でカギ閉める運用がなされている。間違って閉まるのボタンを押して出て、利用者がいないのに閉まっているケースも。
・公園でイベントがあっても、簡易用トイレは車いす用でない。また、公園のトイレは、管理人が帰る時間に閉められる。
・メタバースなど、行かなくてもできる・体験できる方法も推進してほしい。

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