多次請け調査結果と今後
私たちは、各種団体からいただく要望についても、都民の暮らしへの影響の観点から、都に届けてきました。
建設業の持続性に影を落とす重層下請実態について、私たちは昨年第3回定例会において、都として実態把握をするよう求め、都発注工事を対象に下請次数等に関する状況調査を行うとの答弁を得ています。
Q 当該調査の結果はどうだったのか、通常よりも下請次数が多い案件についてはその理由についても分析を行い、発注者として必要な対応を取るべきと考えますが、見解を伺います。
A
○ 昨年11月から12月の間に施工中の工事のうち143件を対象として、土木エ事では3次、建築及び設備工事では4次以上の下請契約がある案件を集計
○ この結果、5件の工事が該当したが、いずれも専門業種の分業化や特定の職種の手配などの必要性が認められるものであり、適切な施工体制が確保
○ 都発注工事は分離分割発注が原則であることから、重層化しにくい構造にあると認識しているが、調査対象が一部であったため、今年度は一定規模以上で施工中の工事全件について調査を行い、一層の実態把握に努める
コメント