成熟都市東京の街づくりにおいて、自然の多様な機能を活かすことは重要です。
令和元年7月に、雨水浸透や暑熱対策に有効なグリーンインフラをテーマに都政報告会を開催しましたが、その年の10月に「令和元年東日本台風」が襲撃、私の地元世田谷区にも大きな被害をもたらしました。
翌年2月の予算特別委員会で、私たちは従来の流域対策に加え、グリーンインフラの導入を提案しました。令和5年度に知事が立ち上げた「グリーンビズ」の一環として採用されたことを契機に、今年度は都立公園などを中心にグリーンインフラが導入され、昨日の代表質問に対し、来年度からは民間企業の取り組みを支援することも公表されました。都の取り組みに対しては、多くの期待の声が寄せられています。
グリーンインフラの性能維持には適切な管理が必要です。既に都立公園の多くでは、植栽などの維持管理にボランティアが参加し、コミュニティも育まれています。
Q そこで、植栽を伴うレインガーデン等のグリーンインフラの管理にも都民が参画できるようにするべきと考えますが、都の見解を伺います。
A(建設局長)
〇 レインガーデン等のグリーンインフラは、雨水の流出を抑制し、河川や下水道の負荷を軽減するうえで有効
〇 これまで明治公園等において植栽地やレインガーデンを整備しており、今後も緑が有する多様な機能を一層発揮させるよう、雨水の集まる地形を生かした整備を推進
〇 整備完了後は、植栽地やレインガーデンの維持管理に都民が参画できるイベントを開催、これを契機にボランティアの育成に取り組む等、グリーンインフラの普及啓発にも努めていく。
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