令和2年(2020年)の一般質問で取り上げ、令和4年(2022年)から実現した「教員の意識改革」研修の今年度の予定は以下の通りです。
第1回 ; 令和7年7月4日(金) 「これからのグローバル人材育成に向けて」
第2回 : 〃 7月11日(金) 「アントレプレナーシップ教育」
第3回 : 〃 10月17日(金) 「STEM教育」
第2回「アントレプレナーシップ教育」が開催された東京都教職員研修センターを会派の仲間とともに訪れ、研修の様子を視察しました。講師は、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長の伊藤羊一 先生でした。


講義で印象的だった内容を以下にメモ書きします。
・教育でもAIを積極的に使うべき(全7回の授業の構成案、50人を超える記述式のレポートの採点、著作物を読ませたAI一に式辞を書かせる、オンライン会議の議事録作成)
・AIの次はIoT
・テクノロジーを使って妄想する力が大事。日本には「ドラえもん」があるのに、「バカな事言わないで勉強を」となる。
・早く正確に << 自分の想いを大切に
・武蔵野大学アントレプレナーシップ学部では、①実践中心、②教育=実務家、③1年時に寮生活(親から離れる)
・醸成の黄金律:刺激(インプット)→ (考える)→ みんなで話す →(Aha!)→ やってみる(アウトプット)→ 夢を語れるようになる
・肝となるのが(たとえ、「イーロン・マスクを超える」という壮大な夢だったとしても)人の夢を笑わないこと。〇みんなで夢を話す、×足の引っ張り合い
・先生も夢を話す。
・失敗はするものだと刷り込む。
・結果、学部が好きになる。卒業生のアンケート結果で、講師やカリキュラムへの満足度が他の学部と比較しても突出して高い。
・あの夏を取り戻せプロジェクト:コロナ禍で中止になった元甲子園球児が、2023/11に集まって試合。7000万円を集めた。
・学部生のうち41/63が卒業、1/4が起業、12%が教育関係に就職。1/5が休学・留学。
・「この国は、もう一度立ち上がれる」
・起業の如何に関わらず、アントレプレナーシップを持つことは大事。
講義の全般で、G7のなかで日本だけ賃金が横這いの図が示されたときに、先生方が驚かれていましたが、昨今、示されることが多い図なので驚きました。
講義のあとは40分のWSだったので退席し、後日、研修の担当者から先生方の感想について報告を受けました。
・世界における日本の位置がわかった
・考えや想いの実現が大事だと気付いた
・小学校でも取り組みが必要
とのことです。
意識改革が重要だと思う先生は少数派だと思うので、私はこの研修に参加した先生方が講師も含めてネットワークを作ることが大事であるとかねてより伝えています。WSを充実させコミュニティを育んでいること、終わった後に名刺交換などが行われている、との報告を受けました。



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