事業者様よりお声がけいただき、会派の7/6の日中に「ネウボーノ菊川」の視察に伺いました。都の「東京こどもすくすく住宅認定制度」を利用して建てられており、
(1)これから出産を控えている世帯
(2)未就学児(小学校入学前)がご入居する世帯
が入居の条件になっています。
自転車置き場に向かう通路がお庭やキッズスペースに面するなど、住民同士の交流が生まれるしかけがある
全戸平置きの自転車置き場がある、
全戸に大型倉庫が敷設されている、
カーシェアリングが敷地内にある、
など、子育て経験がある人なら誰でもその価値がわかる様々な工夫がありますが、一番の特徴は、1Fのキッズスペースに、日中は、子育て・保育経験のある管理人がいてくれることです。
私の政策の3つの柱のうちの一つは「地域コミュニティの再生」で、問題意識を抱くようになったのはやはり仕事と子育てを両立していた時でした。そして、前職でも次の研究テーマにむけた情報収集として、シェアハウスの視察なども行ってきました。「ネウボーノ菊川」を視察した時には、自らの経験からも「このマンションだったら、(シェアハウスより)入りやすいし、相談相手(保育士)がいて安心だし、(共有スペース等を介して)子育て世代どおしも仲良くなれて、楽しく豊かに子育てができそうだな!」と思いました。昔で言えば子育て世代が集まった長屋のようなイメージです。事業者様の「子育て世代を応援したい」という気持ちの詰まったマンションでした。
支援が必要な高齢者に対しては「サービス付き高齢者住宅」という枠組みを行政が作り、拡大しています。「ネウボーノ菊川」の場合は、子育てを支援するスペースを設けることで、(より多くのスペースを賃貸住宅にできる)通常の賃貸住宅に比べて収益性が低下します。つまり、財政的支援をしなければこのような住居は増えません。
「ネウボーノ菊川」は、入居に未就学児がいる(か出産予定)という要件を設けるとともに、2LDKが中心というそう広くはない間取りにすることで、真に支援が必要な子育て世帯に絞って支援することができています。核家族に社会的な支援が必要であることは、高齢者も子育て世代も同じ。核家族では難しい子育てを支援する仕組みも提案していきます!
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