「令和6年第2回都議会定例会」一般質問⑧~再生骨材コンクリートの需給バランス改善

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再生骨材コンクリートの需給バランス改善

 「東京都建設リサイクル推進計画」では、東京の持続的な発展を目指すため、建設副産物の発生を抑制した上で、建築物や土木工作物に蓄積された建設資材を有効に再利用するなど、環境に与える負荷を軽減することが重要であるとしています。

 土木構造物や建築物の解体により生じるコンクリート塊は、再生骨材コンクリートにリサイクルすることで再利用ができますが、私は令和4年度各会計決算特別委員会等を通じて、複数の団体より、「100年に1度」といわれる再開発が進む都内においてコンクリート塊の受け入れが滞り、都外のプラントまで運ばざるを得ない一方で、再生骨材コンクリートを使いたくても、プラントと現場の距離によっては使えない、という声が寄せられていることを伝えてきました。

 再生骨材コンクリートの利用を促進するため、これを製造するプラントの数を増やし、都内全域で利用可能な体制を整える必要がありますが、新たにプラントを作るにあたっては今後の見通しが重要です。

Q 東京都だけでなく、民間工事で発注する再生骨材コンクリートを使う工事についても把握できるようにする必要があると考えますが、見解を伺います。

A
〇 都は、再生骨材コンクリートの利用拡大に向けて、東京都環境物品等調達方針において環境負荷の少ない建設資材として位置付け、公共工事での使用を推進している
〇 令和5年度に再生骨材コンクリートの製造者などを対象に利用拡大に向けた課題についてヒアリングを実施した
〇 今年度は新たに民間工事の発注者にヒアリングを行い、利用促進に向けた課題の把握等を行う
〇 こうした取り組みを通じて引き続き建設リサイクルを推進する

意思表明

 以上、私は、政治を都民・国民の意思決定の場所にする「都民ファースト」の政治を実現するため、引き続き、都民の皆様より頂いた声をきっかけに、現場に足を運び、専門家の意見を聞き、最新技術を学び、そして、都政に必要な提案を行っていくことをお誓い申し上げます。

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