6/27の午後は、いずれも都議選前から日程が決まっていた以下の会議に評議員として参加しました。
東京都歴史文化財団 令和7年度定時評議員会
特定資産を切り崩すため、昨年度予算を-4億で組んでいたのが、東京都美術館のゴッホ展や、現代美術館の坂本龍一展(私も見に行きました)の入りが多く、+5億になったという報告でした。
私は前職で東芝に22年間、研究者として勤めましたが、うち2年弱はデザインセンターに在席し、ユーザーエクスペリエンスデザインの研究に従事、東芝レビューに論文(”うれしさの循環”を発案し、本論文を全面的に執筆)が掲載されました。
デザインセンターのメンバーは、美術大学出身の方が大半で、大学に戻り指導者になられた方も少なくありません。そんな皆様からは、若手作家や芸術家が、作品をより多くの人に見てもらう場が必要であるという声をいただいてきました。そこで、以下の要望をしました。
より多くの都民が文化・芸術に触れられるように、そして、若手作家・芸術家が自立的に活動できるように、美術館などの施設まで行かずとも、都民が若手作家の作品に出合う機会を、また、若手作家においては、作品販売の機会を増やしていただきたい。
評価が確定した作品を紹介して入場者数が増えるのは当然です。そうやって得た利益をもって、評価が確定していない国内芸術家を支援したり、評価が確定していない芸術作品でも価値を見出せる国内の消費者を育てることで、国内の芸術分野を一層振興できると考えます。
東京都交響楽団 第15回定例評議員会
都響の中期計画には以下の5つの方針が示されています。

都響設立から60周年を迎え、著名な民間のオーケストラも数多く存在する都内では、
「1.首都東京の音楽文化の象徴として、文化発展に貢献」
「2.最高水準の音楽を提供」
という役割は、は薄れつつあると考えています。それどころか、民業圧迫になりかねません。
また、これまで何度か都響の演奏会を鑑賞させていただきましたが、鑑賞する人はご高齢で時間に余裕がある方が多い印象を受けています。このことから、引き続き都税を投入し都響を存続させるにおいては、より幅広な都民にとって意義あるものにする取り組みが不可欠だと考えます。
そこで、以下の提案をしました。
都響は、都内の民間オーケストラも含めて発展させる役割を担うべき。そのためには、演奏者と鑑賞者を丁寧に育む必要がある。その意味で「4.青少年育成と多様性のある社会の実現に貢献」は大切。
既存事業のなかで、「マエストロ・ビジット」や、「ヤングシート事業(青少年招待席)」は、鑑賞者、演奏者の育成に有効であると考えれられる。
そこで、これらの取り組みの効果をより高めるため、例えば、マエストロ・ビジットはマエストロに来てほしい理由を述べたうえで選考したり、過去最高の応募があったヤングシート事業も、現在は単なる抽選を行っているとのことなので、例えば、なぜ今その楽曲を都響の演奏で聞きたいかという熱意を考慮して選考することを提案しました。



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