「世田谷区プレーパーク事業40周年記念シンポジウム」と「多摩川消防団始式」

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1/11は5:45から地域の会合に参加、続いて、区内で開催された、世田谷区プレーパーク事業40周年記念シンポジウム「もっと広がれ!外遊び∞(ムゲンダイ)!」(※)に参加しました。

※ 「もっと広がれ!外遊び∞(ムゲンダイ)!」

そとあそびプロジェクト・せたがや代表で、昭和薬科大学教授の吉永真理氏は、もっと外遊びをさせたいと思っている保護者が大半なのに、実際にできている人は少ないというデータを示されました。

そして、自らもプレイパークを利用して子育てをし、プレイパークの運営にも関わった、臨床心理士の久野美智子氏のご講演では、

・震災の後に子どもが地震ごっこ遊びをしていた。コントロール不可能なものを可能にする(乗り越える)ための大切なプロセス

・長期入院の子どもはコントロールできることが少ないからこそ、ごっこ遊びが大切

というお話が印象的でした。

そして、日本医師会、日本小児科医会が発信する、「遊びは子どもの主食です」というメッセージも紹介されました。本当にその通りだと思います!

私は子どもが小学校5年生の春に、中学受験のための通塾をやめることを、子どもと話し合って決めました。同級生の大半が通塾するなか、ママ友や友達に誘われて一緒に通い始めたものの、それほど適性はなかったこともありましたが、それよりも子どものころにやるべきこと(異学年でグループを形成する、他のグループと交渉する、陣地や基地をつくるなど…ギャングエイジ、というそうです)がある、と思ったからです。とはいえ、決断は容易ではなく、子どもを連れて欧州に旅行、現地に住む友人の仲介でフランスの小学校を半日ですが体験したり、イギリスの学校の校長先生と話す機会を設けるなどしました。

保護者の皆様が、子どものためにできることは何でもしたい、と思うなかで、受験産業からのメッセージは強力です。外遊びをさせたいのにできない・・・複雑な親心が透けて見えます。

久野氏は加えて、プレーパークの意義、そして、事業継続のためには、組織の在り方含め、見直しや改善が必要と述べられました。プレーパークにはこれまで何度か訪れていますが、久野氏のご講演は、価値も課題も端的に示されていると思いました。

プレーパークの支援は会派メンバーで視察、議論もしましたが、場所の確保に加え、保護者や地域の積極的な支援が不可欠であり、資金的援助だけでは都内展開は難しい、というのが現状認識です。子どもの遊びを守る方法を引き続き検討してまいります。

 

午後は、「玉川消防団始式」に参列しました。私の住む地域の消防団であることから、知り合いの姿を多数お見掛けしました。受賞された皆様、本当におめでとうございます!

 

 

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