「 一般社団法人Colabo」から、都の「一時保護施設」の現状と不足に対する提案を受けました

都議会議員,福島りえこ,世田谷区ブログ

「⽇本若者協議会」からの要望を伺ったのに続き、10代女性を支える活動を行っているColabo代表の仁藤夢乃さん、顧問弁護士の川村百合さんから、東京都の一時保護施設の問題を伺いました。

一時保護施設の運用の課題

・2018年から第三者委員が入るようになったのは前進だが、人数は不足(1か月に2度程度しか訪問できない)。
・昨年末に保護施設にいた子供によれば、現状も私語禁止・・・人員不足が原因
・笑いあう、目を合わせる(特に男女)も批判的行為として懲罰対象
・「体育館〇週」は、「目標をもって自発的にやっている」と言い換えられて継続
・「窓のない部屋で一人で勉強」、「新聞紙の書き写し〇時間」も継続
・リンスインシャンプーはワンプッシュのみ
・保護所から通学できないことが入所の大きな障害(家庭に居場所がない場合に大切な居場所)
・区児相や他県一時保護所と比較しても都の一時保護施設は子供に寄り添えていない(区児相では親の奪い返しがないケースは、送り迎えにアルバイトや児童福祉士が同行するなどにより、通学できるケースあり)

一時保護施設・委託先の不足

・150~200%で運用しているため、心理的虐待や高校生(乳幼児と比較して命の危険がない)だと保護できないケースも。
・「東横キッズ」を警察が歩道して保護しても、一泊で親元に返される
・バイトや学校の関係が切れなければ、保護所に入りたいという子もいる

対策①ホテル
(2020年度は、協力ホテルに、90人に対して770泊を支援、一部一時補助委託を適用、出入りは要連絡かつ10時以降外出NG、今後、協力ホテルは廃業予定)
対策②婦人保護施設
(Colaboのモデル事業で18歳未満を受け入れ、児相と女相が連携、Wi-Fi導入が望ましい、現状は、女性相談センターの一時保護施設経由でないと入れない)
「東京都若年被害女性等支援事業」:保護施設で過ごした後、「自立援助ホーム」を視察、選択して入所するというものだが、利用率8割で、実体は空いたらは入れる状況
・都の保護施設を、安全かつ丁寧にみるという点で100%としたときに、50%でもいいからやったほうがいい。業者がSNS等で多数にアプローチする街よりは安全。

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