「令和4年第3回都議会定例会」知事の所信表明

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9/20に、「令和4年度都議会第3回定例会」が開会、知事の所信表明がありました。私が取り組んできた、生産性の向上と賃上げが両立する中小企業支援策の実施が表明されました!また、この危機を乗り越えるためにはイノベーションが重要であるという言葉が印象的でした。

抜粋して紹介します。

はじめに

都市の連携を深めることが、持続可能な未来への近道

新たな国際ネットワーク「G-NETS」を築くとともに、来年2月には世界の主要都市トップを東京に招く

イノベーションの発想で、持続可能な都市への突破口を拓く

・多彩な主体から生まれる革新的な技術やアイデアが混ざり合う時、東京の課題解決力は格段に高まる。イノベーションの発想を都政運営に大胆に取り込み、持続可能な都市の実現に向けて突破口を切り拓く

危機を乗り越え、「サステナブル・リカバリー」を加速

今冬の電力ひっ迫へ備えを固める

節電に向けた企業や家庭の取組をさらに後押しし、都庁の率先行動も加速するなど、HTT~「減らす」「創る」「蓄める」をさらに推進

物価高騰等から都民生活を守り、経済回復を後押しする

・価格転嫁が困難な医療・保育・介護などに財政支援を実施
・中小企業の販路開拓に加え、生産性の向上と賃上げが両立する働きがいのある職場づくりを促進
・農林水産業の経営基盤を支えるほか、米や米粉を活用した商品のPRも推進

脱炭素化を加速し危機を乗り越える

太陽光発電設備等の整備義務化に向けて

・HTTの観点から都の政策を抜本的に強化・徹底するべく「環境確保条例」の見直しを実施
新築中小建物に対する太陽光発電の整備等を大手住宅供給事業者などに義務付ける全国初の制度の創設にあたり、相談窓口の充実や、住宅関係団体と連携した普及啓発など、きめ細かく対応
・今後、初期費用や付帯設備の更新費用の軽減に加え、パネル設置後のアフターフォローやリサイクルの促進なども検討
・円滑な制度施行に向け、ハウスメーカー等の率先的な取組を促進

あらゆるエネルギーによる総力戦で挑む

・先月「東京グリーン水素ラウンドテーブル」を初開催し、業界トップランナーである企業と意見交換を実施、今後、官民を挙げて水素の普及に向けた具体策を検討
電気自動車レース「フォーミュラE」の2024年の開催を目指す

より強靭な都市へ

新型コロナ対策

・発生届の対象外となる方々も希望すれば健康観察サービスを受けられる体制を整備
・介護度の高い方を受入可能な医療施設を(赤羽、渋谷に続き)青山に開設
・「オミクロン株対応ワクチン」を、4回目接種の対象である高齢者や医療従事者等から開始、都の大規模接種会場では、今週から警察・消防などのエッセンシャルワーカーを、来月以降、全ての3回目・4回目接種対象者に対象を拡大

災害に負けない強靭な都市づくり

・巨大地震を想定した新たな被害想定の下、帰宅困難者対策の実施計画の見直しと、地域防災計画の修正を、今年度末を目途に取りまとめ
・木密地域の私道と、島しょ地域の無電柱化を促進
・大規模風水害の発生時の広域避難先の施設運営や適切な情報発信のあり方などについて、中間のまとめを公表
年度内を目途に「都市強靭化プロジェクト(仮称)」を策定

オープンイノベーションで未来を拓く

スタートアップ支援の新たなステージ

・スタートアップと連携を目的に、虎ノ門のシェアオフィスに「出島」を設置
・11月には「スタートアップ協働戦略」をバージョンアップ
・来年2月には、国際イベントを開催、都も「SusHi Tech Tokyo(Sustainable High City-Tech.Tokyo)」として、世界に戦略的に発信

新たな団体と政策イノベーションを生み出す

・区市町村を含めたオール東京でのサービス向上に向け、外部人材と連携するための新団体「GovTech東京」を来年立ち上げ

世界を惹きつける、未来を見据えた魅力的な都市へ

ベイエリアのポテンシャルを最大化

・環状第2号線は、12月、全線開通
・晴海の選手村跡地で、実用段階で日本初となるパイプラインを通じた水素の街区供給を目指し、水素ステーションの整備に着手
・築地市場跡地の開発は、既に策定した実施方針の下、年内に事業者の募集要項を公表
2024年春に「東京ベイeSGプロジェクト」の一環として、持続可能な都市像を世界へと発信する大規模なショーケースイベント(先端テクノロジーや、フードテックによる食の新たなスタイルなど)を実施

神宮外苑地区のまちづくり

・神宮外苑の再整備では、創建時の先人たちの想いを大切に引き継ぎ、100年先の未来に繋げるまちづくりを要望

多摩地域の魅力をもっと高める

・八王子で、多摩エリア最大規模の展示会場を備える「東京たま未来メッセ」が来月開業
・立川では、「東京しごとセンター多摩」と「労働相談情報センター」の機能を集約した雇用就業の支援拠点を開設
・南大沢では、駅周辺のまちづくりについて年度内に方針を策定
・多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸に向けて、来月、都市計画等の手続きを開始

一人ひとりが輝ける、さらなる成熟都市へ

子供の笑顔溢れる都市を創る

子供を産み育てやすい社会へ

・都が先行して助成していた不妊治療について、国がこの4月から保険適用化を表明、そのなかで適用外になっている先進医療の費用の一部を助成する都独自の制度を、今年度創設
・育休という言葉に代わり「育業」の愛称を使用、育業を活用するパパ・ママを情報発信を通じて応援、育業を促す奨励金を拡充、イメージ向上に結びつく登録制度を開始

子供目線で政策を不断に見直す

送迎バスへの置き去りの再発防止に向け、直ちに全保育所、幼稚園に対して緊急点検を開始、今後、ヒアリング等の実施、講習会の開催、各施設の実施する取組への財政支援を実施

世界を見据えた人材育成

時代のニーズにしなやかに対応した学び

・都立高校で中東のUAEとの国際交流と、専門学科高校生の海外派遣をスタート
・島しょ地域で、実践的な英語を身につけられるバーチャルプログラムを開始
・来月開催する「総合教育会議」で、グローバル人材の育成を推進
都立大学で、世界トップの講師達による特別講座を開講済、加えて令和6年度から秋入学制度を導入

世界に羽ばたくファッションデザイナーの育成

・来年の3月、学生を対象としたファッションコンクールを開催

オリンピック・パラリンピックのレガシーを展開

スポーツレガシー

・来月16日に、パラリンピックのマラソンコースを活用した「東京レガシーハーフマラソン」を開催
・自転車をより身近にするため、11月にレインボーブリッジのファンライドを、来年秋には、多摩地域のレガシーコースを活用したロードレースを開催
・2025年にデフリンピックを東京で開催、デジタル技術を活用しコミュニケーションを改善

段差のない社会の実現

・全国で初めて条例化した、宿泊施設の一般客室のバリアフリー化の整備基準を、今後、電動車いすを含む全ての車いす利用者がより快適に過ごせるよう見直し
・先の定例会で議員提案条例として成立した「手話言語条例」を根付かせる
・人権尊重条例に基づく「性自認及び性的指向に関する基本計画」の次期改定に向けました検討に着手、11月より開始するパートナーシップ宣誓制度の実効性を高めるとともに、社会の理解を促進

おわりに

・一人ひとりの心に灯る明るい光、すなわち、夢や希望こそ、人々の背中を押す力となる
・大きな危機に直面している今だからこそ、東京を成長軌道に乗せる政策をスピード感を持って展開、「東京はこれからもっと良くなる」「日本ももっと良くなる」、そうした「希望」を一人ひとりの胸に育む
・主役は、ここにいる私たち、そして都民の皆様一人ひとり。「東京大改革」、この都政のイノベーションとも言うべき変革を共に前へと推し進め、新たな時代へ切り拓く

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