第12回都政報告会「地域公共交通の課題と今後」②世田谷区の公共交通の現状と今後の取り組み

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続いて、「世田谷区の公共交通の現状と今後の取り組み」と題して、世田谷区 道路・交通計画部 堂薗次男 交通政策課長よりご講演いただきました。

・現在区内には80路線がある。
・新たなバス路線を検討する際に、例えば利便性を上げるために駅前を通すと、道路渋滞が増えるなど、相反する条件を調整する必要がある。近くに停留所が欲しいが家の前は嫌、ということも多い
・交通不便地域(定義は自治体がする)に関しては、道路基盤を整備したうえで、行政がコミュニティバスを試行導入、(利用者がある程度いることを確認したうえで)民間に委託、と移行。
・利用者が望めない地域に関しては、ワゴン車を用いたオンデマンドバスを3年間、試行導入。利用料は高めの設定にならざるを得ない。試行のための300万円の半分は都の補助。

講演に続いて、会場からの質疑応答にも応じていただきました。

Q.(福島)都に求める支援策は?

A. 3年間のオンデマンドバスの実証実験の1/2は都の補助で実施。

Q. (会場)本数が減ると利用者が減るのでは?

A. 利用促進は重要。地域が公共交通に関して問題意識を持つことは大切。

Q.(会場)自家用車の利用者が多いなど、赤字の要因分析は?

A.朝晩は利用者が多くても、日中は高齢者のみになりがち。このようなケースについて、月・水・金のオンデマンドバス化を検討。

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