羽田空港の抗原検査体制を視察

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9/15の日中は、新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチームメンバーで、羽田空港の第3ターミナル(国際線ターミナル)における入国時の抗原検査体制を視察させていただきました。

現在、海外から日本に入国できる人は、在留資格者等に限られており、3月から一日当たり170便が発着する予定だったのが、現在の1日平均は12便程度になっているそうです。TIAT(東京国際空港ターミナル株式会社)の経営状況は厳しく、適切な時期の国境再開と需要回復を期待されていました。

検査場所は、国際線の出国ロビーと到着ロビーの一部を区切り、到着後に乗客を誘導、連絡先や国内の滞在地など情報を記入していただいた上で、唾液を採取・分析したり(到着ロビー)、結果が出るまでの30分程度の待機場所(出国ロビー)などが設けられていました。

搭乗者は航空会社の要請(体温や陰性証明など)に従って搭乗してくるのですが、それでも抗原検査で1日数名の陽性者が出ており、そのまま医療機関や滞在施設に引き継がれるそうです。現在の搭乗者はそう多くありませんが、100[サンプル/時間]で処理できる分析器が6台用意され、東京2020大会に伴う入国者をスムーズに検査できる体制が準備がされていました。

渡航者由来の感染拡大を起こさないための抗原検査のフローと、東京2020大会、そしてインバウンド対応としてなされてきた投資が全く回収できていない現状を確認することができました。出国エリアの一部、そして、到着ロビーの一部を使って検査を行っていますが、使用料などは未だ支払われておらず、急場しのぎの対応が続いていることがわかりました。

現状を踏まえつつ、医療崩壊の未然防止、経済再開に向けた取り組みを促してまいります。

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