今回の視察は、私の「プログラミング教育」をテーマに取り上げた第6回都政報告会に参加したASIJの生徒と保護者から、コロナ禍において、世田谷区内の医療機関にフェイスシールドを届けたいというご相談を受け、区内医師会におつなぎした経緯で、実現しました。
生徒との意見交換を引き受けてくれた玉川医師会の皆様から、使用後毎回廃棄しているという話を聞いた生徒達は、環境面を考慮し、素材を樹脂からラワン合板に変更しました。「ASIJ」のハンコも、後述する3Dプリンタで作製しています。
素材を木材に変更したことは聞いていましたが、触った(装着した)のは初めてでした。適度なホールド感を得るために複数の厚みを検討したとのことです。
木材のカットにはレーザーカッターを用いていました。公立学校ではなかなか見ることがない設備です。
樹脂製のフェイスシールドを検討していた時に用いていた3Dプリンタ。これも公立学校ではまずありません。
ロボットコンテストに向けた検討をするためのエリアもありました。
私の前職は研究者でしたが、机上検討段階のアイデアは弱く、ハードもソフトもトライ&エラーが不可欠で、本当の発見は、形にして使ってみて初めて得られるという体験を重ねてきました。そのための環境が圧倒的に充実していました。
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