インターナショナルスクールの生徒の社会貢献活動のお手伝い

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8/25の夕刻は、ASIJ(The American School in Japan)の生徒2人、先生、保護者様と一緒に、玉川医師会を訪れました。

生徒達は、コロナ禍において何かできることはないかと、学校にある3Dプリンタと公開されているフェイスシールドのデザインデータを使い、医療機関等へのフェイスシールドの寄贈に取り組んでいて、既に武蔵野赤十字病院に提供したり、高校生を対象とした、COVID-19対策のコンペに参加、表彰を受けるなどしています。

今回、医療従事者の声を聞いてフェイスシールドのデザインを改善するとともに、要望があれば寄贈したい、というご相談を受け、玉川医師会におつなぎしました。

先生方からは、

・基本的に使い捨てであること
・現在の試作品が(シールドの透明部分が厚すぎて)重いこと
・帽子を付けたうえから装着するため、額の接触部分にスポンジなどは不要であること

を教えて頂き、さらに改善のためには、

・実際に自分たちで数時間着用するとよいのでは

とアドバイスいただくとともに、現場で使われている防護服とマスクも分けていただきました。第二波への対応の中、30分というお時間を設けてくださった玉川医師会の先生方、本当にありがとうございます!

この会合に先立ち、ASIJの先生、生徒、保護者様と、プレゼンに向けての事前打ち合わせをしました。その中で、ASIJの教育方針についても教えて頂いたのですが、知識習得にとどまらない、社会課題解決に向けて、協働し創造する力、大きくとらえると「人間力向上」を目指した教育に取り組まれています。新学習指導要領でも「主体的・対話的で深い学び」を目指すとしていますが、都内小中学校のICT化を吸進める「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」では、その評価をどうするかが問題になっています。ASIJでは、人間力の評価にも取り組むと同時に、評価偏重にならないよう、目の前の生徒に目を配ることにも気を付けているとのことでした。

このコロナ禍において、「学びを止めないで、そのためにオンライン教育環境を整備して」、「受験で不利にならないようにしてほしい」などの声は多くいただきましたが、ASIJでは、本プロジェクト以外にもひとり親家庭にお米や食事を提供するなど、生徒自らが「自分たちでもできることがないか」と立ち上がったそうです。

頭では「主体的・対話的で深い学び」を知っていたつもりでしたが、平常時には教育を受ける側の生徒が、非常時には当たり前のように貢献する側になる、その姿には、雷に打たれたような衝撃を受けました。10月以降には、ASIJを視察させていただく予定です。本当に楽しみです!

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