3/28の18:30-20:30で、リアル(三茶しゃれなあど5F オリオン)とオンラインを併用し、「第9回都政報告会」を開催しました。参加者はゲスト含めて102名(うち、オンライン参加33名)でした。
東京大改革の進展(小池百合子都知事のご講演)
冒頭で、私について、今回のように政策について意見交換する「都政報告会」を定期的に実施していることや、リケジョとして課題に対する解決策の提案をしてきたことをご評価いただくとともに、「令和4年第1回都議会予算特別委員会」で副委員長を務めたことをご紹介いただきました。
続いて講演では、スウェーデンやノルウェー並の国家予算並の都の予算を編成するにあたり、議会の所信表明でもしばしば取り上げる、第7代東京市長の後藤新平の言葉「金を残して死ぬのは下だ。 事業を残して死ぬのは中だ。 人を残して死ぬのが上だ」を引用し、人を中心に据えた政策に注力している、との説明がありました。
また、従来、都の予算が成立してから事業を設計、入札などを経て実行に移すのに半年程度を要するなどスピード感がなかったことが問題であり、債務負担行為を活用するなどして、年初から取り組めるようにするとともに、「実証実験」の文字を無くし、事業をやりながら改善していくことで、スピード感をもって取り組めるよう改めたとの説明がありました。
今回のテーマであるコミュニティに関しては、「地域交流アプリ」の導入を世田谷区と町田市で先行すること、そして、防災における地域コミュニティの重要性を踏まえ、町会・自治会の防災対策普及事業として6億円を新た予算化したことをご紹介されました。
最後に、様々な危機を乗り越え、安心して過ごせて、そして発展する「サステナブル東京」を目指す、との言葉で締めくくられました。
都議会が応援する地域に根差した働き方:共同労働(荒木ちはる都議会議員のご講演)
都民ファーストの会東京都議団の総務会長の荒木ちはる都議会議員からは、都議会議員になって最初に所属した委員会が一緒だったことや、私がテキストマイニング等の客観的データを用いて質疑を行っていることなどをご紹介いただきました。
ご講演では、2020年12月に法制化された労働者協同組合法に関して、
都議会の役割は、(1)国の法律が十分でない部分を条例制定する、(2)法律があるなら機能するように制度を作ることであり、(1)として、
・無電柱化推進条例 阪神淡路大震災を経験した都知事が、法律がない中で条例化、推進。
・ソーシャルファーム条例 就職に困難を抱える方を一定以上雇用する事業所の設置支援。国では議員連盟があっても進まなかった。
・子どもを受動喫煙から守る条例 健康増進法の改正では受動喫煙対策が不十分であるため条例化。
を制定してきたことを紹介しました。
一方、町会・自治会や、シニアや女性の力を活かせる可能性が高いものの、まだまだ知られていない「労働者組合法」に関しては(2)の観点から、ワークショップ等による普及啓発や、相談窓口の設置などに取り組む、としました。そして、江戸野菜の加工・商品化や、地域ママなど、皆様の暮らしが豊かになる取り組みにつながるという期待を示しました。
②に続く。
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