「令和4年第2回都議会定例会」一般質問⑥教科「情報」の指導の充実

福島りえこ,世田谷区,都民ファーストの会,都議会議員ブログ

「発見」や「進歩」、そして「改革」のための情報リテラシーは、これからを担う子供にこそ身につけてもらいたい教養です。

今年度から、高等学校における情報系科目が再編され、プログラミングや統計などについての学びが強化されています。令和4年度に必修科目である「情報Ⅰ」を設置した学校は、令和5年度に「情報Ⅱ」を設置することができます。情報リテラシーの習得を目的とする「情報I」に対して、「情報II」は情報を使って価値を生み出す側の人材育成を目指しています。

昨年末の予算特別委員会では、「情報II」を履修した意欲ある学生を、都立大学が率先して確保するべきと訴え、令和七年度を見据え、選抜方法の見直しや、カリキュラムのレベルアップ等を行うとの知事答弁を得ています。

Q 都立高校における「情報I」の学びを充実し、生徒の興味・関心を高め、「情報Ⅱ」などのより高度な学びにつなげていくべきと考えるが、都教育委員会の見解は

Aデジタル社会を生きる高校生にとって、情報活用能力を身に付けていくことは重要である。
都教育委員会は、新科目「情報I」について研究校を指定し、プログラミング等のスキルを習得するためのデジタル教材の活用や、専門家による講義等により、一層の充実を図ることとしている。
こうした取組の成果を全ての都立高校に展開して生徒の興味関心を高め、「総合的な探究の時間」における問題解決の学習や、「情報Ⅱ」の履修に繋げ、生徒が将来の仕事や生活に情報技術を生かしていけるよう、教科「情報」の授業をより効果的なものにしていく。

「情報II」は選択科目であり、現時点ではどの学校が開設するかを表明していません。すなわち、都立学校に進学した生徒は、「情報II」を学びたくても、学校で解説されない可能性があります。

今回の答弁は、「総合的な探究の時間」で「情報II」相当の学びを提供する、つまりすべての都立学校で「情報II」が学びたければ学べるような環境を整えていく、という、大変前向きな答弁です。

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