「地域の課題解決プロボノプロジェクト」課題解決事例勉強会の聴講

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10/8の早朝も地域の会合に参加、日中は、題の勉強会をオンラインで視聴しました。

私は都議会議員として以下の3点に取り組んでおり、3.についても都政報告会タウンミーティングのテーマにしたり、都の町会・自治会支援の取り組みに対して、しばしば、質疑をしてきました(が、最も進捗していない領域です)。

1.女性をはじめマイノリティも活躍できる環境の実現
2.次世代を生き抜く力につながる教育の推進
3.血縁に頼らないコミュニティの活性化

都が取り組む町会・自治会支援策の中の一つである「地域の課題解決プロボノプロジェクト」は、町会・自治会の課題解決にプロボノ(専門的知識やスキルを活かした社会貢献活動)を活かそうというもので、プロボノとのマッチングはサービスグラントに委託しています。

町会自治会の課題として以下が知られています。

・町会加入率減少
・役員の高齢化
・防災はじめ地域に求めらえている役割の担い手不足

以下の表はこの日のタイムスケジュールですが、「テーマ1」については、プロボノという外部の意見をテコに関係者が話し合い、一歩ずつですが改善する様子が語られました。「テーマ2」については、今の時代、紙(回覧板)だけでなく電子的な情報発信(SNS)をするにあたり、一旦習得すればそれほど大変でないこと、無料のサイトがあること、長く続けるため、負荷がかかりすぎない運営にすることなどがアドバイスされました。

私が、他の町会・自治会にも役立つのではないかと思った点を以下にまとめます。

・町会のコンセプトを作る(例えば防災)
・若手が参加しやすい活動や参加しやすい体制を作る(例えば、花壇づくりであれば、都合のつく短い時間で参加できる)
・個人で所有するのが大変な道具を共有する(例えば、電動カッターは消防団が所有するが、ゴミ出しを小さくするのに便利)
・若い世代がやりたいことを拾い上げる場(※)を用意して、町会はその後押しに徹する(※:ママ(他者との交流を望んでいる)のためのブックカフェ等)
・情報伝達を強化する(SNSの活用)
・地域に住んでいるプロボノを活用する

本勉強会で語られた問題意識や、プロボノ事業を通じた改善内容は、リアルで共感できる内容でしたが、本事業に手を挙げたり、この勉強会を聴講する時点で、課題に向き合い解決する姿勢がある町会・自治会であり、その他のアクションが取れていない町会・自治会に本事業や成果を知ってもらう難しさもまた感じました。

これまでの「地域の課題解決プロボノプロジェクト」の成果は、「プロボノ資料館」で見ることができます(登録が必要です)。

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