「令和5年都議会第1回定例会」予算特別委員会~総括代表質疑「マッチング・プラットフォーム」

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シニア活躍

 人生100年時代においては、シニア、プレシニアがより活躍できるようにしていくことも重要です。
 都は、活動する意欲があってもできてない層にむけて、社会参加活動をマッチングするオンラインプラットフォームの構築を予算化しました。コミュニティ強化にもつながる取組みであり、高く評価します。このプラットフォームが成功するかどうかは、利用者と社会参加活動の双方の数を増やせるかどうかにかかっています。

Qリアルにおいてマッチング・プラットフォーム的な役割をしてきた、シルバー人材センターや、社会福祉協議会、そしてボランティアレガシーネットワークなどの団体に今後参加して頂くために、これらの団体がマッチングに必要としてきた機能をヒヤリングし、新たに開発するオンライン・プラットフォームに搭載することが有効と考えますが、見解を伺います。(福祉保健局)

A(福祉保健局長)
 都は、今年度、社会参加の意欲がありながら活動につながっていないシニア・プレシニアに対して効果的な支援の在り方を検討するため、有識者等で構成する委員会を 立ち上げ(中略)シニア・プレシニアと社会参加活動との広域的なマッチングのためのオンラインプラットフォームを構築することとした。
 この構築に当たっては、区市町村等から意見を聴取するとともに、今後、連携先となるシルバー人材センターや社会福祉協議会等の関係機関が必要とする機能を丁寧に聴き取るなどして、より多くの個人や団体が参加できるよう取り組んでいく。

 人と活躍の場をつなぐプラットフォームの構築にあたっては、ビックデータ分析は当然のこと、やりがいや環境でマッチングする民間の人材マッチングサービスの取り組みなども参考に、より双方が満足するシステムにしていくべきです。

Qプラットフォームの開発に関わる仕様の確定にあたっては、民間で実施している人材マッチングサービスの工夫についても調査するべきと考えますが、見解を伺います。(福祉保健局)

(福祉保健局長)
オンラインプラットフォームの構築に当たっては、来年度実施する基本計画の策定及びシステムの要件定義において、人材マッチングサービスも含め、既存のマッチングシステムに関する 情報を幅広く収集し、最適要件を検討していく。

東京農業の振興に向けた担い手の確保と農地の保全

 高齢化や後継者の減少が進む東京の農業も、人材を求めています。一方で、若者の就農意欲は高まっているという報告もあります。新規就農する際の最大の課題は農地を見つけることであり、農地を借りやすい・貸しやすい仕組みづくりが極めて重要です。
 加えて、農業法人等への就職など安定した雇用環境を求める方や、テレワークの普及や副業兼業など柔軟な働き方と組み合わせる「半農半X」を目指す方も出てきています。

Q東京農業を支える人材の確保に向けて、新規就農者が農地を借りやすくなるよう更なる支援を強化するとともに、農業法人等での就農や「半農半X」を希望する方などをサポートしていくべきと考えますが、見解を伺います。(産業労働局)

(産業労働局長)
 都は来年度、農業の担い手の確保に向け新規就農者へのサポートの強化に加え、農作業に従事する人材を雇用し育成する企業への支援を開始。具体的には、農業を始める方に生産緑地を長期にわたり貸し出す取組を増やすため貸主に対し土地の面積に応じ奨励金を支給
 また、農作物の生産を行う法人が、人材や農地の確保を効果的に進めるための相談窓口を設け助言を実施。さらに、こうした企業が農地を借り上げ、 建物を含め整備を行う経費に5分の4の助成を行うほか、従業員の研修経費についても支援を実施。
 こうした法人への就職や副業による就農を目指す人材が、栽培技術を学び農家とも交流する拠点の整備を進める。これらにより、 東京農業の人材確保を進める。

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