情報通信総合研究所の平井 聡一郎氏と、東京のオンライン教育の課題について情報交換!

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7/19の日中は、東京都内学校のオンライン教育の推進に関する課題についてご連絡いただいた、情報通信総合研究所特別研究員の平井 聡一郎氏と、zoomで情報交換させていただきました。

平井先生は、茨城県古河市の小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長のご経験をお持ちになり、文部科学省のICT活用教育アドバイザーも務められています。

(写真をお借りしました。)

・GIGAスクール構想では、オーバースペックの端末を購入することを避けるために、学習者用端末の標準仕様を示しているが、うち、価格的に有利な1社がPC端末+サービスで4.5万円でもいけるとしたために、その価格に抑えようとすると他の2社の端末が性能不足になるおそれが高いこと(自社のOSに親しむことが、将来のユーザーにつながるために、IT企業3社の陣地争いの様相を呈しています・・・子どものためを第一目標にしていただきたいものです!

・加えて、セキュリティー・ポリシーが厳しすぎて、端末の立ち上げに時間がかかるだけでなく、常駐のアプリがメモリを消費し、さらに性能低下を引き起こしていること。

・技能習得に、AIドリル教材の導入を進めるべきこと(知識習得はオンデマンド、探求学習はオンライン教育と対面指導を使い分け)。

・環境整備をする前に、それを使ってどんな授業をしたいかというビジョンが大切であること(必要な性能がわからない)。

・常時授業で、紙や鉛筆と同等の「文具」として端末を使い、自宅にも持ち帰る。これによって、環境整備が進むこと(熊本市ではこれができていたこと、そして教育システムが外部インターネットにアクセスできるように構築していたことから、2月末には双方向のオンライン学習を実施)。

・ルーターと端末の接続が障壁になっているケースがあること(LTEならその問題はなく、契約数が多ければ費用も圧縮できる、校外学習でも使える)。

・先行している自治体でも失敗事例を公表しないこと(探求的な学びは、トライ・アンド・エラーとは切っても切れません。これを追求するなら、先駆者は失敗事例を公表し、後に続く者の糧にするべきだと思います!)。

私が都議会で訴えてきたことと方向性は同じですが(教育庁のシステム開発における「クラウドバイデフォルト」の方針の明言などご評価いただきました)、専門家の意見をお聞きすることで、最新情報を学んだり、裏付けを得たり、新たな気づきを得たりすることができます。平井先生、お声がけいただき、本当にありがとうございました!

あとは、「リエコラボ通信」の最新号の原稿作成などして過ごしました。明日は文教委員会で質疑に立ちます

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